中学受験を目指してらっしゃる親御さん。
その目指すところは、みなさん「考える力」を身に付けて、自立してほしいというとこに目的があると思います。
ええ、目指してなくても、受験を検討されているってことは、教育について熱心であるってことでしょう。
私も教育に興味のある母の一人なんですがね。気に入らないと思うのは、学校の自由研究の類なんですよ。
息子は、普通の公立小学校に通っています。そこの自由研究、自由課題がね。
ぜんぜん自由じゃない!!!
私が子供のころの自由課題っていうのは、絵1枚 読書感想文、工作くらいの縛りしかなかったんですわ。
あ、たまに課題作文として税についての作文とかありましたけどね。それでも読書感想文でもいいし、かなり自由だったんですよ。
それが息子の宿題を見たら、、、、絵も各種コンクール用の応募内容が羅列してあって、その中から選んで描く。作文も各種コンクール作品が同様に羅列・・・。
先生独自の宿題なんて、ものはなくて、常にコンクール用から選ぶだけ。
自由研究も、理科の自由研究。と教科指定・・・・。
歴史好きの息子には悲しく理科を選ばねばいけないという悲しさ。
「ほんま、不自由やな~~~!!」
と腹が立ってきました。
工作についても、私のころは、家具をつくってきた男子がいて驚かせたり、かわいいロープ人形作ってきたり・・・。色々なものがあって皆の作品が見るのも楽しかったのに、今は、郵政省のコンクールの貯金箱くらいしか工作作品ないんですよ。
ありえない。
参観に行ったら、貯金箱以外の工作がないなんて寂しすぎる・・・。
夏休みというのは、時間がたっぷりあるわけで(あ、受験生はおいといて)子供が空想を巡らせて、自分の描きたいものを描いて、自分が作りたいものを作る。
これが、「考える習慣」の一歩につながるんじゃないかと思うんですよ。
作文も、コンクールにすると、どうしても主催者側の意図をくまないとダメなわけですよ。税についての作文コンクールならどうしても、「国民の義務」で~みなたい文になってしまいますやん??
もっとコンクールに関係ない自由な文を書きたい時に困るんですよね・・・。
もちろん、これらのをやった上で、自分でしたいのを提出するっていうのはアリみたいなんですが・・。うちの子、提出しなくてもいいものをわざわざ出すほど積極系じゃないもんでね・・・。
結局いつも決められたもの以外作れず仕舞いでして。
考える習慣をますますなくしていってるような気がするのです。。
夏の思い出の絵を描きたいな~って思っても、それに合うコンクール作品がないから描けないなんて・・・これでいいのか?!
で、これも嫌や~~と消去法で描くものを選んでいるのを見ると、なんだか悲しいです。
先生も、もっと練った夏休みの課題を与えてほしいもんです。(あ、受験生の今年はお手柔らかにしてほしいですがね(笑))
練ったものじゃなくても、自由作文、自由工作でも、オッケーでいいぢゃんよ~~。(;´Д`)
で、例として各種コンクールあげたらいいぢゃんよ~~。
ってな話を息子吠えてみたら、
「提出も自由がいいな~。」と返された。
「間違いなく、ださへんやろ!」 ( 一一)