今日の痛ましいニュースは、仕事中に知りました。
タイトルの「中学受験を目指す親子」はウチのことではなくて、こちらのニュース記事の親子のこと.
その子供、またそのご家族のことを思うと、胸が痛みます。中学受験から縁のない人にとっては、「その父親、おかしいんじゃないの。」の一言で片づけてしまうかもしれません。
父親が勉強しない息子に対して、常軌を逸した行為に走ってしまったこと。
受験生を持つ親としては、ここまで極端ではなくてもヒートアップして暴走してしまう気持ちも理解できなくもない.
勉強に本腰が入らないウチの愚息に対しては、何度も話し合いをして本人の決意を確認し、塾や通信教材を続けるのですが、TVやマンガをいつまでもやめない、宿題の答えを丸写し、決められた課題をスルー...などなど.
さすがに今ではそういうことは無くなりましたが、つい最近までのやる気のなさ度合は過去記事にもあるとおりです.
親が真剣にやってるのに、受験する本人が全然やる気がなくて、期待外れな行動を取られたりすると、つい感情に任せてヒドイ言葉を投げつけたり、カァ~っとなりものにあたってしまうこともありました。
親はあくまでサポートしかできませんから、やる気が起きない子どもに対しては、やる気が起こるように仕向けることがミッションなワケです.
でも、人格を否定するような言葉で罵倒したり、ヒドイ懲罰やお仕置きを課したりしても、自主的なやる気にはつながらないはずです.
時間を置いて冷静に考えれば分かることなんですがね、こっちも未熟なんですね.
夫婦間でも理屈と感情のバランスが違ったりしますから、子どもがやる気を見せない時の対応を巡って夫婦喧嘩になったこともあります.
こういう時って原点に返って「なぜ中学受験するのか」ってことを落ち着いて思い返してみるのもいいのではないでしょうか.
中学受験は、子どもだけでなく親も成長する、と云われます.親も意識的に成長しなければなりませんね.
息子は、以前のやらされ勉強から、ちょっと進歩して自主的勉強に変わってきました(たぶん).自分で目標に向かって努力しなければならないことに気づいたのでしょう.
はて、親である自分は何か成長したのかな?
悲惨な事件を悼みつつ、自分を顧みる機会となりました.
何のために勉強するか、どうやって楽しく生きていくのかを考えるいい機会として、「中学受験」を選んでいるはずなんですから。
合格に躍起にならないように自戒するのみです。
中学受験を選択し、明らかに、親子、夫婦間で、子供の人生についてよく考え、また自分のまた、夫婦のこれからの人生についてもよく考えるいい機会になりました。
私は、この道を選んでよかったと思っています。