親としては、わが子に考える力をつけたいと思うのではないでしょうか。
今は受験を目標に、偏差値重視になっていたとしても、どの親も願いは、考える力をつけて、自立してほしいというところに、「子育ての最終ゴール」を置いていると思います。
そんな時に、みなさんもご存知かもしれませんが、「すっげ~」っていう番組を見つけました。
それは「考えるカラス」蒼井優ちゃんが司会のNHKの教育番組です。
きっとイソップ物語の「カラスと水差し」のお話しから来てるのかな。そういったシーンが冒頭にありました。実際のカラスもちゃんとできるんですね。賢い!!
NHKのホームページからもご覧になれます♬
たとえば、風船をお盆の上に乗せて、そのまま下に落とすとさてどうなるでしょうか。
と疑問を投げかけ、3択で選ばせてくれます。
そして実験をしてくれます。答えが分かります。その後解説が始まる。
というのは、普通の実験番組の流れであるかと思います。でもこの番組は、
答えを見せてくれたあと、「なぜそうなるかというと~」と解説を始めてくれるかと思いきや、
「そこから先は自分で考えよう。」
ブツっと無残にも番組が切れて終わりです(笑)
もう見た後、気になる気になる。
なんていうか、昔、野球中継とかでめっちゃいいところで番組放送時間もこれまでになりました~、みなさんごきげんよう~~的なブッツリ感ありましたよね。これよりひどいですからね。野球ならその後ラジオラジオ!!って続き聞けたけど、これないからね!!
そう、この番組、ホント放置。いい番組ですね。学校でぜひ見てもらって、教室で討論会でもしてほしいなって思います。
みんなで仮説を立て、話し合うというのは、世にある研究室の光景ですよね。
すぐに答えを教えてもらえず、自分で考えさせるって斬新な番組だわ。
私も、見たあと、なんでなんで~ってなって、子供そっちのけで考えることもせず、ネットでググってしまったわ。
↑これ悪い例なんで、親子でぜひ話し合ってくださいね。
それでも、まぁテレビでそのまま解答を見るよりかは、心に残ります。ちょっとでも自分で、何で?って思うことの大事さがわかります。すぐに答えをみる習慣はやめさせないといけませんね。
夏休み、以前ご紹介した「サイエンスフェスタ」もありますし、親子で「知ること」を楽しみたいですね。
にしても、高学年になった今、こういったイベントを主催者の狙い通りに一緒に考えたりと、一番楽しめる時期なのに、家で勉強し、塾で勉強し・・・とちょっと寂しい気もします。
まぁ塾に行ってなくても、高学年になるほど、野球やサッカーなどの習い事がさかんになり、参加できなくなるので一緒ですが。。
時間を作って、沢山参加したいですね。
うちの息子は5年までいろんなワークショップ参加したんですから、そろそろ・・理科力につながってもいいんじゃないの~??とついつい思ってしまいますが、楽しんだ知的な活動は成績じゃなくても、何かにつながってくれるといいな~。
この「考えるカラス」夏休みのいい自由研究の題材になりそうです。
何個かの実験をピックアップして、自分の仮説を出して、考えてみる。そういった自分の解答集をつくってみても面白いかも。
カラスと水差しの教訓はウィキペディアによると
工夫を凝らして挑戦する事こそが、大きな成功への近道となる。
だそうです。身につけたいものです。